イベントソリューション
子ども向けイベント企画のポイントとアイデア
家族でのお出かけが増える週末には、親子で楽しめるイベントが各地で開催されています。子どもが参加するイベントでは、大人向けとは異なるアイデアや配慮が必要です。
この記事では子ども向けのイベントを成功させる上で押さえておきたいポイントと、最新のイベント事例をご紹介します。
子ども向けイベント企画のポイント
● ターゲットの年齢層を考える
ターゲットとなる子どもの年齢によって内容や会場作りが大きく異なります。
未就学児向けなら親子で参加できるものが良いでしょう。会場にはベビーカーの置き場を作ったり、ワークショップのような着席形式であれば保護者も隣に座れるように机や椅子を配置したりすると親切です。
小学生向けなら、保護者がお買い物や用事を済ませている間に一人で参加できる時間制のワークショップやアトラクションも良いかもしれません。
● 安心、安全に配慮する
子どもたちが安心して参加できることは必須条件です。事故やトラブルがないよう、事前に会場設備やオペレーションのチェックをしておきましょう。
会場作りでは、子どもの転倒や怪我の要因となるものがないかを確認します。電源コードなどの配線はテープで養生する、ワークショップではなるべくハサミやカッターを使わない題材を選ぶなどが挙げられます。イベント当日は、入場時に説明する注意事項やルールを用意しておきましょう。参加者に目が届くようスタッフの配置も決めておきましょう。
万が一の怪我や物品の破損に備えて主催者側で保険に入ることも考えられます。
● 学びにつながる要素を取り入れる
楽しいだけでなく学びにつながるイベントは、保護者にとって「子どもに参加させたいイベント」になります。
夏休みには自由研究の材料となるような企画もよく開催されています。最近ではプログラミング体験やSDGsをテーマとしたイベントが人気を集めています。
● 持ち帰りができる記念品やノベルティを用意する
持ち帰りができるものはイベントに参加した記念になるため喜ばれます。
企業のプロモーションイベントなら、ロゴやキャラクターの入った商品サンプルを配る方法があります。工作ワークショップなど記念品を作るイベントにする方法もあります。
持ち帰ることのできるアイテムがあることで子どもたちの印象に残り、商品の認知度アップや同様のイベントにまた参加したいと思ってもらえるといった効果も期待できます。
ジャンル別・子ども向けイベントアイデア
● ワークショップ
ワークショップは子どもたちの創造力や集中力を養う点で保護者からも人気の高いイベントです。
ものづくりのワークショップでは、定番の紙工作の他、アクセサリーやキャンドル作りなど特別な部材を使うものまで豊富にあります。季節に応じて夏のうちわ作りやクリスマスリース作りも考えられます。タブレットやロボットを使ったプログラミング体験、企業の職場体験など学べるワークショップも人気です。
● ステージショー
ステージショーは同時に多くの人を集客できるメリットがあります。
キャラクターショーはキャラクターの人気がそのまま集客につながるので来店・来場動機にぴったりです。その他、マジック、サーカス、音楽などプロのパフォーマーによるショーは多数考えられます。
● 回遊型イベント
回遊型イベントはショッピングモールや複合施設におすすめです。参加者が施設内を回遊することで滞在時間の延長やテナントの販促効果が期待できます。
具体的には、宝探しイベントや謎解きイベントが考えられます。定番ですがスタンプラリーも根強い人気があります。
● デジタルアトラクション
最新のデジタル技術を使ったイベントでは驚きやワクワクの体験を提供できます。
代表的なものにはプロジェクションマッピングなどの映像技術を活かしたショー、センサーを連動させたゲーム、VRやARのような没入型アトラクションなどがあります。子どもはもちろん大人も一緒に楽しめる点も魅力的です。
IT技術は日々進歩していくので、定期的に情報収集することで新鮮なイベントが企画できるはずです。